間違いだらけの婚活にサヨナラ!  仁科友里

 

 

おはようございます、ゴリです。

妻とは出逢ってから四半世紀、結婚して20年以上になります。

結婚前にマリッジグリーンてのがあったのかと、振り返るとあったような記憶がある。

ブルーやっつうの😉

得体のしれない責任の重さ、妻以外の女性と遊べないなという、制限がある自由が怖かったなってのがありました。

婚活という今の言葉ではないですが常に恋愛や結婚を意識した上での行動だった気がします。

本書を選んだ理由は2人の姪がそろそろそういう時期になってきたので手にしました。

本書は女性の婚活をテーマにした内容です。

間違いだらけの婚活にサヨナラ! 仁科友理さん

 

 


 

サイゾーウーマン』『週刊女性』『週刊ポスト』などにタレント論、女子アナ批評を寄稿する気鋭のライター・仁科友里がお届けする、これまでの常識を覆す婚活指南本です。

「合コンのために服を買っている」「自分磨きのために習い事をしている」「料理上手がオトコ心をつかむと思っている」「出会いの数を増やせば理想の相手に出会えると思っている」

――貴女は、オンナの思い込みで突き進む“間違いだらけの婚活”をしていませんか?

婚活に必要なのは、理想のオンナを目指して自分を磨くことではありません。
本当に必要なのは「オトコを知ること」です。
会社員時代から男性を深く観察してきた結果、筆者が導き出した、すべての男性に共通する“ある法則”。この法則を知れば、男性の本音と行動パターンが読めるようになり、格上オトコを転がし、結婚へ導くことも夢じゃないのです。

モテない、魅力がない、オトコ運がない。
そう決めつける前に、この本でオトコについて学びながら、婚活にチャレンジしてみましょう!

Amazonより

 

それまでの人生で欠けていたものを相手、パートナー候補に埋めさせようとするなというのが興味深かった。

その男性と出会う前に受けた心の傷、恋愛によるもの、親や周囲との人間関係で痛めたものは、目の前の男性には全く関係ないもの。

それを私のすべてを受け入れてと、私には心に借金がある、私のことが好きならあなたが償ってと、全部でよりかかるのは相手からするととんでもない話。

これは友達や職場の上司に対してもそうで、それを求めるのは成熟した大人のする行為ではないと著者は言う。

これには強く共感した。

ある程度の年齢になると深い心の傷は誰にでもあるもの、それを男性パートナーが綺麗さっぱりと消化してくれるなんてことはないんだと。

2人で関係性を築き上げていく経過の中、美化されたり昇華されたりするのはカップルによってはある場合もと。

女性に限らず、男性にもある相手を引かせる心の借金問題。

人間関係の基本である相手に過剰な期待を持つことをしない、という原理原則を忘れるなというのは刺さります。

 

もうひとつ紹介したいのが男は下半身で考える、動く習性があるとのこと。

チンコロジーという2つの法則。

・オトコの判断には無意識に性的メリットが絡む。

・オトコは性的メリットを優先させる。

健康体の男性なら普通なことかもなと、されどこうして活字で見るとパンチが効きますね。

女性はこれらを掌握して上でオトコの行動原理を見抜きなさいと、強かな眼力。

その上での無駄な啓発に取り組まなくていいとか、相性が合わなかっただけで己を責めたりしなくていいとか生き方の指南書とも勧められる。

その時の運とかタイミングと割り切る弾力性も必要。

 

結婚してるからといってどうということでもないし、相手がいるからどうってこともないも思う。

自前できちんと立っている人が格好いいし、己の心の借金を良い思い出に変えようと毎日懸命に生きる姿、進む横顔たるやきっと美しいと考えます。

ただやはり人生で一番楽しいのは恋愛、好きな相手に愛される喜びとも言えるわけで。

本書ではそれに見合う大人の人間の気構え、人の弱さを独特の表現で突いておられると感じました。

女性だけでなく、恋愛や人間関係で悩む男性にも勧められる良書です。